20060109

コンベンション出品作インスタント編

もう一つ、コンベンションのために製作しました。

左の箱です。

なんだかボロくさい箱ですが、、、
後ろを見ると、

なんとインスタントバックがついています。
これはフジのフォトラマFI-800インスタントバックです。


フォトラマというと、電動でジーっと出てくる自動現像のやつですが、これを選んだのには訳があります。

インスタント写真を使ったピンホールというと、ポラバックを使用したものが有名ですが、これはピールアパートです。 要は手動なんで、ある意味できて当たり前と言えば当たり前ですよね。
売っているものをまねしてもおもしろくありませんし。

そこで、自動現像方式のインスタント写真でやったらおもしろいのではないか、と思ったのですが、これには2種類あります。 ポラロイドの方式と、フジの方式です。

ポラロイドの方式はSX-70や600シリーズで使われているものですが、これはできあがった写真が裏像になります。 そこで、ミラーで反転させて露光しているわけですが、これをピンホールに改造しようとすると、ミラーをどうするか、という問題があり、簡単にはいきません。
そのままミラーを使って製作してもいいのですが、焦点距離が長くなってしまっておもしろくありません。

フジのインスタントは像がフィルムの裏側に出てくるため、正像となります。
今回はバックが手に入ったので簡単に製作できるというのもあり、フォトラマを使用しました。

電動でジーッと出てくるとピンホール写真、っていうのはなんだかおもしろいです。

これがその写真です。

すごくシャープに写ってます。

例のレーザーピンホールを使用したのですが、穴径は0.2mmですので、像面の解像度は5本/mmになる計算です。
自動現像のインスタント写真はたいがい、10~15本/mm位しか解像度がありません。
ということは、レンズでちゃんと写したものでも解像度はそんなに変わらないと言うことになります。

なんだかピンホールの意味もあんまり無いような気もするのですが、逆に言えばピンホールでこれだけ写ると言うことですね。

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