こんなに皮がぼろぼろのMODEL2 ALPHA。
皮を貼り替えることにしました。
MODEL2似、ということで皮を入手したのですが、ちょっと濃いめでした。
ですが、この渋さはもしかしたらいいかもしれない、と思いこれを使って作業することに。
ところが、皮を張り替えようとカメラをいじっていると…
中からカタンカタン音がします。
ファインダーをのぞきながらカメラを揺すってみると視野が揺らぎます。
中のミラーがはずれかかっているようですね。
これを直すには蛇腹をあけなければいけません。
バラバラにして皮を貼ればきれいに貼ることができるかも、という思いもあり、分解しました。
分解してミラーをさわったところ、かんたんにはずれてしまいました。
ミラーの固定には、透明なコーキング材が使われていました。
ファーストモデルでは白でした。
接着力に違いがあるのかもしれませんね。
このほか、この個体にはシャッターボタンのチャッタリングがあったのですが、たいていのSX-70の場合、シャッターボタンの接触不良ではなく、ミラー駆動、フィルム送り出しを司るギヤ列のリーフスイッチの接触不良による場合が多いようです。
ところがこの個体はそういった接触不良を改善しても状態が変わりませんでした。
原因はなんと、制御基盤の半田剥離でした。
さて、皮を貼っていきます。
貼れば貼るほどこの皮は渋いですね。
すべて貼り終わった姿は…
こりゃぁかっこいいです。
皮の色はチョコレート色なのですが、これがまた黒いボディととてもよく合っています。
すごく高級感があり、ALPHA SEなんか目じゃない、といった感じです。
いかにも高級ステーショナリーという感じで、いつまでも撫でまわしたくなりました。
馬鹿ですよねぇ。
すてきです。
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