二眼レフがほんと続きますが、こんどはminoltaのAUTOCORDです。
モデルはRA。1957年のモデルです。
RA型は画面のマスクとフィルム巻き止めのパーツ(割板)を交換することで4×4cmでも撮影できました。
でも、手元の物は画面マスクも交換パーツもないので6×6cmのみです。これじゃただのAUTOCORDと同じですね。
彼は本体もケースもおっっっっっそろしくきれいなんですが、テイクレンズ中にカビらしき物があるのと、ヘリコイドのガタでした。
二眼レフなのにヘリコイド?と思う方ももしかしたらいるかもしれません。ふつうの二眼レフは以前紹介したNikkenFlexのように、勾玉状のカムでレンズを前後します。ですが、ミノルタとリコーの後期のモデルはヘリコイドだったんです。カムよりも平行を保ちやすく、かつスムーズな操作が可能とのことですが、確かになめらかな物が多いような気もします。
けど、ガタが出てちゃどうしようもありませんね。
このガタ、単なるネジのゆるみだとは思ったんですが、そのネジがえらく締めづらいところにあります。このネジを締めるだけのために前カバー、右サイドのカバーもはずしましたが、クランク機構がじゃましてうまく作業できません。何とか隙間を見つけて増し締めすることはできましたが。
本当はどうやって作業するんでしょうね。ボディピンに関わる作業なんで、レンズ、つまりは前板はおろせませんし。
きれいなAUTOCORDの風格というか、質感はすばらしいですね。独特の物があります。ゴテゴテせず、シンプルでなおかつ風格がある。国産でこれだけの物はYASHICAFLEXの後期の物くらいだと思います。
けど、使うにはちょっともったいないですね。私なんかは最初っからボロボロの方が気兼ねせず使えて安心できます。貧乏性ですかね。
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