二眼レフばっかり続いてしまいます…。
今回はZEISS IKONのIkoflexです。
このモデルがなんなのか調べるのにえらい苦労してしまいました。
有名なのは泣く子も黙る最初の型(850/16)とか、露出計内蔵のIcとかはよく見るようなんですが…II型と似てるけどIII型の特徴もあるし…
と思いながら探していると、II/III型(852/16)っていうのがあるんですね。1938年から1940年くらいの物だそうです。えらい古い物だったんですね。
外観の程度はまあまあといったところ。Zeissは本革貼りなのが気持ちいいです。裏蓋のサイドまで貼ってあるあたり、芸が細かいです。そういえば戦前のIkontaもこんな感じでした。
彼の症状はというと…
・絞りとシャッタースピードの設定値がわからない
・絞り不動
・巻き上げ軸とスプールがかみ合わない
預かるときにある物を一緒にもらいました。それは幅4mmくらいのプラスチック板が2本で、表面にシャッタースピードと絞り値が書いてあります。どうやらこのプラスチック板が劣化して折れてしまい、はずれてしまったようです。
絞りはおそらくレバーと連動がはずれているだけでしょう。
どのみち前カバーははずさなきゃいけないようです。
早速分解したところ…絞りは単に連動がはずれていただけでした。
けど、例の絞りとシャッタースピードの表示は…思いっきりひもで連動でした。ひもにプラスチック板が縛り付けられているという形です。まあ、予想の範囲でしたが。
それにしてもこれをわざわざはずしてとっておいた前のユーザーさんはえらいです。僕ははずしたらすぐなくしちゃうんで、つけたままにしておくのですが…。
巻き上げできない件は、巻き上げ軸の120フィルムのスプールにかみ合う爪がなぜかとれているので、似たものを作って接着です。
何でとっちゃったんでしょうね。620フィルムでも入れようとしたんでしょうか。
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