35mmはマイナーなカメラが続きますね。
Walz ENVOY M-35です。
割となんの変哲もないカメラなんですが、結構マイナーなカメラです。ネットで検索してもさっぱり情報が拾えません。
名前は聞いたことがあるカメラだったんで、そんなにマイナーだとは思わなかったんですが…
ENVOY 35が1959年で、以前紹介した、仕様が似ているTARON VLが1959年、Aires 35 IIIsが1958年ですので、おそらく1958~1959年頃のカメラなのでしょう。
非連動の露出計を搭載した距離計連動カメラとして、全くなんの変哲もありません。
ですが、作りは悪くなく、操作感も良好です。
唯一変わった仕様として、露出計に場所をとられたためか、軍艦部に巻き戻しクランクが無く、底部についています。この底部の巻き戻しクランクの動力は本体を上下に貫く細いシャフトを通じて、フィルム室上部よりフィルムを巻き戻すというとても凝った作りになっています。
TARON VLや、Aires 35 IIIsでは巻き戻しクランクは露出計と同軸になっていました。
どちらがいいとはいえませんが、これはこれでおもしろい構造ですね。
この個体の所見は、シャッターの貼り付きとレンズのカビです。
お約束ですね。
軽傷でしたのでお約束の清掃をして終了です。
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