以前ミラー割れを放置していたSX-70ですが、 ミラーの交換を行いました。
蛇腹破れで放置していたジャンクから慎重にミラーをはずして移植です。
SX-70のミラーは、シリコンゴム系の接着剤で接着されています。柔らかい物ですので、カッターなどで切るようにするとはずれます。
で、このミラーを接着となるわけですが…
ガラスの接着はやはりシリコンゴム系がいいんでしょうけど、手元のコーキング材は硬化時間がかかりすぎるので位置ずれが心配でした。
そこで、酢酸ビニル系のゴム系接着剤を使用してみたのですが、これはどうやらガラスにはうまく接着してくれないようでした。
次に、ゼリー状の瞬間接着剤を使用してみたのですが…
はじめうまく接着してくれたのですが、作動時の可動ミラーのショックではずれてしまいました。
やはりシリコン系がいいようです。
ミラーの位置の固定は、3本のダボがボディーについており、それで位置が決められるのですが、接着剤の厚さでどうしてもミラーの位置が変わるのが気になっていました。
硬化するまで押さえておいて、なるべく位置のずれがないようにはしたつもりでしたが、やはり少し焦点位置がずれていました。
果たしてこれでピント位置が来るのだろうか?
本来こういう構造であれば、ミラー位置の調整機構がついているべきでしょう。もしくは可動ミラー側にその機構があるのか?
そのような機構は見あたりませんし、それを組み込むスペースはなさそうです。
試写の結果は問題ありませんでした。ファインダーでのピント位置と撮影結果のピント位置が一致しています。
どうやら、ミラーの位置の不正確さに影響されないように、可動ミラーの可動範囲は、本体のミラーの位置に合わせたところで固定されるようになっているようです。
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